今月のコーヒー

8月はコスタリカの「コスタリカ ジャガーハニー」をご案内致します


優しい独特な風味とコクにほのかな甘味を有する柔らかな味わい


コスタリカは中米の南部に位置する共和国です。コスタリカという国名は1502年にコロンブスによって命名されました。スペイン語で「豊かな海」を意味しますが、その名のとうり、東はカリブ海、西は太平洋に面し、出入りに富んだ海岸線の多くはマングローブの林に覆われています。小さな国土ですが、変化に富んだ地形がさまざまな恵みをもたらせてくれています。
            

           


コーヒーの産地となるのは、中部高原と呼ばれる内陸の高地です。火山に囲まれたこの高原は、肥沃な土壌に恵まれ、良質のコーヒー豆を育んでくれます。
「コスタリカ ジャガーハニー」は、トレスリオおよびタラス地区の生産指導を受けた100軒程度の小農園が栽培しているコーヒーです。収穫されたコーヒーの実はサンホセ郊外にあるグループの専用工場に集められ、パルプドナチュラル方式により精製されています。この精製方法によりほのかな甘味と独特の風味が出てきます。
「パルプドナチュラル」とは、コーヒーの実を果肉除去機で外皮と果肉を取り除き、ミューシレージといわれるぬるぬるの付いたまま乾燥させて寝かせてから、脱穀機にかて生豆を取り出す精製方法です。ウォシュド(水洗式)のように果肉を除去し、ナチュラル(自然乾燥式)のように乾燥させることから、ウォシュドとナチュラルの良いとこ取りの中間的な精製方法といわれています。
ちなみに、ミューシレージのことを中米ではミエルと言い、蜂蜜(ハニー)のこともミエルと言うので、パルプドナチュラル精製されたコーヒーを「ハニーコーヒー」と言われています。
ジャガーコーヒーは、中南米のジャングルに棲息する絶滅危惧種となっているジャガーの保護活動に貢献する為、コーヒー1ポンド当り1セントをジャガー保護団体に寄付されるコーヒーです。

   
山麓のコーヒー農園                        精選工場の風景


焙煎度合 : 中焙煎(シティーロースト)焙煎目減16.9%

抽出方法 : ペーパードリップ方式
 優しい独特な風味とコクにほのかな甘味の柔らかな味わいを楽しむ 
 ベトナム エバーグリーン14g(メジャースプーン大盛り一杯)を中挽きにし約89℃のお湯でゆっくりと120cc抽出する