今月のコーヒー

1月はアフリカのコーヒー「マラウイ ミスク・チプヤ」をご紹介致します


 柔らかなコクの優しい味わい


 マラウイ共和国は、北部はタンザニア、東・南部はモザンビーク、西部はザンビアと接しているアフリカ南東部の内陸国です。マラウイ湖西岸の南北に細長い国土は、その殆んどが高原で、熱帯気候に属していますが高地では涼しく北部では降水量も多く、北部州はコーヒーの栽培に非常に適しています。


    


 この「マラウイ ミスク・チプヤ」は、北部州にあるミスク農協に加盟しているチプヤ村の零細農家により栽培されているコーヒーです。チプヤ村はタンザニアとの国境に程近い標高1400m〜1569mに位置し、降水量も1500〜2000ミリとコーヒー栽培に適した地域です。また、これらの農園では、シェードツリーの下で栽培を行い、赤く熟した実だけを収穫し、さらに、その実を手選別にてより分けるという様な丁寧なコーヒー豆の生産を行なっています。2009年にフェアトレード認証を2011年に4C認証を取得し、現在オーガニック認証を目指しています。主な品種はゲイシャ種とカチモール種の混合ですが、ゲイシャ種の配合率は低いです。またマラウイのゲイシャはエチオピア起源ではありますが、一般的なゲイシャ種とは違い細長くなく丸い形状をしています。

ゲイシャ種はエチオピア起源の非常に珍しい野生品種。ゲイシャという名前は「ゲシャ」という町の近くで発見されたから命名。フサリウム(土壌真菌)に強い。カップクオリティーは優れていて、ほのかな花の香りと柑橘系の風味が特徴。パナマのオークションで脚光を浴び、その後中南米のコロンビアやコスタリカ、グアテマラでも栽培を始めるようになってきた。マラウィで栽培されているゲイシャは、M.A.シディキ博士が土壌真菌の研究のために使用していた品種。ゲイシャ56と言う。チェリーは小さく、生豆も小さい。同じゲイシャでもパナマとは少し違う。
カチモール種はサビ病に耐性があるチモールハイブリッドとカツーラとの組み合わせによって、1959年にポルトガルで誕生したもの。成熟が早く、他の品種に比べて生産性が高いのが特徴。

シェードツリーにまもられたコーヒーの木 コーヒーの実の選別風景 コーヒーの天日乾燥風景


焙煎度合 : 中焙煎(やや強めのシティーロースト)(焙煎目減り 16.8%)

抽出のポイント  抽出方法:ペーパードリップ方式
柔らかなコクの優しい味わいを楽しむ
 マラウイ ミスク・チプヤ約13g(メジャースプーン大盛り1杯)を中挽きにして89℃のお湯でなるべくゆっくりと120cc抽出してください。