今月のコーヒー

6月は「パプアニューギニア・マウントハーゲン」をご案内致します


 柔らかな優しい苦味と深いコクのバランスのとれた味わい


 パプアニューギニアは、赤道とオーストラリア大陸の間の南太平洋上に浮かぶニューギニア島の東側半分とニューブリテン、ニューアイランド、ブーゲンビルなど数多くの島々から構成されている国です。
 これらの島々は、環太平洋火山地帯に属し、熱帯または亜熱帯の森林に覆われた山岳地帯です。この山岳地帯は一日の寒暖差がとても激しく、高品質のコーヒーを育む絶好の環境です。

                             


パプアニューギニアに1930年代にジャマイカからブルーマウンテンの苗木が持ち込まれ、1950年代から本格的な植樹が開始されました。以後、高品質なコーヒー豆の生産国として注目されるようになりました。
マウントハーゲンはニューギニア島西部ウエストハイランド州の高地で、火山灰質の豊かな土壌と充分な降水量などコーヒーの生育に最適な環境を有しています。
今回の「パプアニューギニア・マウントハーケン」はマウントハーケン地区の奥地、シンバイ地域の標高1600から1900mの高山地帯で栽培されたコーヒー豆です。このシンバイ地域は、今までは道路の通る場所まで何日もかけてコーヒー豆を運んでいたアクセスが大変な所でしたが、サプライチェーンの協力により飛行機での買い付けが出来るようになりました。このことにより、品質向上の為の指導や設備の整備等が行なわれ、より高品質なコーヒー豆が生産されるようになり、あわせて農家の収入も大幅に増えるようになりました。


焙煎度合 : 中焙煎(やや深めのシティーロースト) (焙煎目減り 16.8%)

抽出方法 : ペーパードリップ方式

柔らかな優しい苦味とコクのバランスのとれた味わいを楽しむ 
  パプアニューギニア・マウントハーゲン13gを中挽きにして、約90℃のお湯でゆっくりと130cc抽出する。